2日目 (2004/8/10)

今日はサンタモニカ・ビーチで海水浴です。

行きの車でレジャーシートやクーラーボックスを買い込み(準備悪い)、ビーチへGo!Water Proofの日焼け止めクリームを塗り、サングラスを装備。日焼け対策はバッチリだ!と思っていたのですが、うっかりしてました。唇も日焼けするということをすっかり忘れてました。日焼け効果のあるリップクリームも用意しておくべきだったのです。ビーチを去る頃には、すっかりタラコ唇状態。これじゃ唇なし芳一だよ。

【唇なし芳一】

  米国は加州、三田模二課というところに芳一という名の若者が住んでいました。朝日がサンサンと輝くある日、寺で芳一がのんびりしていると平家の武士を名乗るものがあらわれ、芳一をビーチへと誘いました。言われるがままにビーチへついて行った芳一は、海につかってひんやりとした水を楽しんだり、浜辺でフリスビーやバトミントンなどを存分に楽しんだ後、また次の日もビーチで過ごすことを武士と約束してお寺に戻ったのでした。
  「いやぁ遊んだ遊んだ、コンガリ肌になっちゃった。この調子じゃ渋谷センター街デビューだって目じゃないぞ。センターGUY!あれ、あそこにいるのは和尚様じゃぁないか。なんだかカンカンに怒っているみたいだけど。おーい、おしょうさーん」。その通り、和尚様は戻って来た芳一を見るなり頭ごなしに怒鳴り始めました。「バカモン!あの平家の武士は昔合戦で命を落とした亡霊なのじゃ。このままビーチ通いを続けてみろ。渋谷センター街デビューどころか干涸びて死んでしまうぞ!」「なんですって!和尚さん、ぼく明日もビーチへ行くって言っちゃいましたよ。どうすればいいでしょうか」芳一は今にも泣き出しそうです。「仕方ないやつだ。明日から真面目に修行すると誓うか」「命が惜しいから誓う誓う、いえ、誓います!」泣き出しそうな芳一が少しかわいそうになった和尚さんは、日焼け止めクリームを取り出しこう言いました。「このありがた〜いクリームを塗ると、塗ったところは亡霊からは見えなくなるのじゃ。ほれ服を脱げ。全身まんべんなく刷り込むのじゃ」「あひゃひゃひゃ、和尚様、くすぐったいです」
  かくして翌日、再び武士の亡霊があらわれて芳一を探します。しかし芳一は日焼け止めクリームのおかげで武士の目には映りません。「芳一、おらんのか。む?あそこに見えるのは立派なタラコ。どれ芳一の代わりにこのタラコを頂いて帰ってビーチで食べるおむすびの具にしよう。それ」(あちちちち!でも声を出したら大変だ。我慢しなくちゃ!)
  武士の亡霊は、焼き終わったタラコを持って帰ろうとしましたが、タラコは空中に接着剤で止めたかのようにびくりとも動きません。とうとう武士の亡霊はタラコをあきらめて帰って行きました。

…ええと、日記のはずが何がどうなってしまったのでしょうか。そうそう、友人Bは、クリップで止めるタイプのサングラス(米国到着後に購入)ごと眼鏡を高波にさらわれてしまいました。視力を失い、ほとんど観光が意味ないものに。いよいよエンジンがかかってきました。

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