解説:松田産業有限会社(現・おやつカンパニー)は終戦後の昭和23年9月、三重県一志郡一志町に設立。窮迫した食糧事情の真っ只中にあって、インスタントラーメンの開発に着手。
当時は工場の設備もままならず、たくさんの麺のかけらがこぼれおちたが、それを見た会長がかけらをこぼれる前に袋に受け、従業員におやつとして渡したものが好評をはくしたのがベビースターラーメン誕生のきっかけとなった。
昭和34年に一袋10円で発売され、商品名は「ベビーラーメン」、キャラクターの名前は「ベビーちゃん」だった。
贋作者注:ベビーちゃんが描かれたベビースターラーメンのオレンジのパッケージは、ラーメンどんぶりのところが透けてて中身が見えていた。日光にさらされて油が変質しやすく、これを食べると頭がパーになると騒がれたため、菓子のパッケージはアルミパックへと変わっていった。ポテトチップスも同様。パーってなんだ。少なくとも僕はそう言われて育った記憶があるのだが。