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写真提供:Nicolさん
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■Medicine Compilation (99.1.22-29)
1/22(Fri) 昼頃目が覚めたら腹がなんとなく痛かったよ!最初はそんなに痛くなかったので講演を聞きに学校に出かけたんけど,痛みはインクリメンタルに大きくなるばかり!講演が終わる頃には,ソファに横たわってないと耐えられない感じに!あまりに痛いので,コンビニおでんを買いつつ,腸薬を購入し,帰宅.家で食って服用.でも,痛みはどんどん大きくなりますよ?痛い!痛いよ!あまりの痛みに食べたもの(と薬)は吐き出すし,意識は朦朧としてくるしで大事に!痛ぇよ痛ぇよ!!痛すぎるので最後の意識を振り絞って大家さんに電話.車で近くの病院に連れて行ってくれることになりまちた.病院では,あまりに痛そうにしてたので,レントゲン室のベッドで横になって待つことが許可されたり.診察では,痛み止めの点滴と栄養剤の点滴を1時間かけて施す.すごいよね!結線は金曜日!でも,痛みはあまり減りませんでした.夜は朦朧となりながら睡眠.
1/23(Sut) まだ痛いよ腹,と思っていたら大家さんから電話.盲腸だったらいけないからこれから総合病院で検査してもらおうと言われる.せっかくだから(エコール的論理展開)従ったところ,名古屋市を脱出!マニアックな市外の総合病院へかつぎこまれたり.大家さんは以前に,市内のどの病院でもなし得ない繊細な(脳の)手術をこの病院で施されて以来,この病院の大ファンになった御様子!うれしそうに案内される(こう書くとゴルゴム的いかがわしさプンプンですが,大丈夫です一応).血液検査,超音波などの検査を一通り受ける.デカい病院なんで検査場所が分散しているんですが,大家さんはあっちだこっちだと看護婦の説明を遮って案内してくれます.ホントうれしそうだなぁ!検査結果は,なんか,白血球の量が通常の3倍以上あったり,超音波で腸に何か見えたりしたようだよ!シャア専用血液!「このまま帰すわけにはいかない」と言われ,入院決定!すごいよね!信じられないよね!大家さんには言わば命を救われたわけで,これは本当に感謝です.人の言うことは聞いておくもんだと思いましたよ!ホント!診察結果は「虫垂炎もしくは急性腸炎」はっきりしないよね!飲食禁止!点滴生活を言い渡されました.手術はせずに点滴で抗生物質を投与することによって炎症を緩和させるらしいです.看護婦がやってきて,刃渡り3cmはあるかという点滴針を腕にぶっさす!失敗!ぶっさす!失敗!ぶっさす!失敗!いい加減にしてほしいよね!4回目でやっと成功.血管が目立たないのも考えものだと思いました.(心の)欠陥は目立つのにな!大家さんには入院の世話までしてもらいました.いい大家さんだと思います.
1/24(Sun) 朝,血液検査.ボクの腕はもう針穴だらけでジャンキーのようです.トイレも点滴を引きずって歩く完璧な入院スタイル!朝6:00に起こされ,ダラダラしてたらなんと実家から両親が登場!なんか昨日入院を聞き付けて飛んできてくれた模様.それはありがたいんだ!ありがたいんだけど!
「どこに泊まったの?」
「おまえの部屋」
ボクの部屋に!ボクの秘密が!クローゼットの奥に隠したカストリ雑誌が!こんな恥辱はありますか!それについて一言も触れない両親が気掛かりです.両親は「部屋掃除するよ」と言い残して去って行きました.怖いです.おわり.
1/25(Mon) 点滴生活になると,絶えまなく栄養分を点滴で摂取しまくるので水分過多になり,尿の量が異常に多くなります.尿はトイレで溲瓶に足し,計量袋で一日の量を管理するのですが,さすがに2.5リットルをオーバーした時はおかしいと思いました(体が).両親が再び登場.部屋に置いてあった読みかけの本を持ってきてもらう.手術する必要もないため,両親は実家方面へ帰って行きました.いろいろ心配してくれる人がいるのはありがたいことだと思います.今日の読書はようやく『魍魎の匣』でした.みつしりと詰まってましたが,雰囲気,ストーリー,キャラクターの行動原理などがどれも散漫でまとまりが悪いと思いました.京極堂は探偵でなく憑き物落としという設定が生かされておらず,これなら,ウブメの方がよかったと思います.
1/26(Tue) 今日の読書は『ブギーポップリターンズ VSイマジネーター』でした.男女が幸せになるストーリーはやっぱりいいものだと思います.午後,点滴がようやく取れる.点滴を外した途端に逆に不安になる自分を発見したり.点滴は食事をとらなくても栄養が摂取できる未来の食事なのになぁ(<ダメ)!21世紀はみんな点滴を引きづって歩けばいいと思いました.食事はおも湯から始まって徐々に普通の御飯へとステップアップして行きます.おも湯はマズくて,吐きそうになるので逆効果だと思いました.
1/27(Wed) おも湯→おも湯におかゆが混じったもの→おかゆにおも湯をかけたもの→おかゆ,とステップアップして来たので次は,やわらかく炊いた御飯だと思って蓋をあけたら,おじやでした.おかゆの段階で脂身のない焼いた肉とか焼き鮭とか出てきていたのに,なぜに執拗に米だけが柔らかいのですか!米が一番消化に悪いということで納得.釈然としません.
1/28(Thu) ようやく白米御飯にたどりつく.夕食になると,おかずにコークスで脂身を消去したようなステーキとかフライドポテトなどがつき,妙に豪華っぽく,最後の晩餐感を強くしたりする.相部屋で向かいベッドの爺さんとも打ち解けてだんだん話をするようになったりしたんだけど,向こうは日に日に体調が悪化しており,今日になって呼吸器を取り付けられ,部屋を移って行った時はさすがに人生って何だろうと思ったりした.
1/29(Fri) ようやく午後に退院.でも,実際治ったかどうだかよくわかりません.やっぱり腸は不調っぽいし.痛みは取れましたが.でもまぁ久しぶりの我が家(注:借り部屋です)です.両親に掃除され,妙にこざっぱりとした部屋になっており,逆に不安になったり.夜,風呂に入ったはいいが,掃除整理されたために下着がどこにあるか分からず,素っ裸で探す羽目になったり.メールをチェックしたり,退院した旨を知人などに教えたりしていたら,現実が急にのしかかってきた気分になって泣きたくなったり.これからボクはどうすればよいですか!うおーんうおーん.
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