カレーを煮ながら、買って来た『THX1138 -ディレクターズカット-』を陰鬱に鑑賞。日曜日にふさわしい暗さです。
このDVDを買う時、レジの店員に「この映画いい?おもしろい?」と聞かれました。そのディストピアぶりやペシミスティックな内容に、簡単には「うん」と言えない感じなので、曖昧な笑み+昔の映画だという聞かれていない情報で誤魔化しておきました。
なおも店員はフレンドリに「日本人?友達に日本人がいてよく一緒にバスケやってるよ」と言うので、ここぞとばかりに「僕もバスケやるんだぜ!」と答えておきました。眼鏡はふっとぶけどナ!(ref: 2004/8/31)
…だいぶ自分が誤魔化せるようになってきた気がします。
日本より遅れること数ヶ月、本日より米国でも『イノセンス』が公開開始です。仕事もそこそこに会社を飛び出して見てきましたよ。金曜日の19:20という好時間帯で、劇場の選択肢もあまりないのに半分も席が埋まってません。あれぇ。
晩飯代わりのポップコーンを頬張りながらおもしろく鑑賞(もっとまともなのを食え)。日本語音声+英語字幕なのでほぼ日本で見るのと同条件で鑑賞できるのは嬉しいところです。英語字幕の半分は引用府("")で囲まれているのがおもしろいな。音楽と画が共に重苦しくまとわりつくような空気感を醸し出している択捉上空のシーンがお気に入りです。
こちらの映画館では、だいたいどんな映画でも終わると大抵は拍手があるものなのですが、今回は誰も拍手していませんでした。あれぇ。
最後のゴーストハック・シーンを反芻しながらニヤニヤと帰宅。あそこだけでご飯3杯はいけます。攻殻機動隊1みたいにC言語のソースがテレテレと流れなくて本当によかったよ…。
ESLクラスの授業中、窓を開け放していたために光に誘われて甲虫が迷い込んできました。
黄土色のカナブンみたいな外見ですが、クラスメートが鉛筆でひっくり返すと腹側になんと毛がみっちりと生えているではないですか。ぎぇぇええーー!
おまけに、腹を鉛筆で突つくと網目状になった腹のところから空気を絞り出すように「ぶしゅー」と鳴きます。なんじゃね、この生き物はーーー!?
日本とは生態系が全然違うところに住んでるんだよなぁ、と妙にしみじみと実感しました。でも、毛はキモいので勘弁な。