友人宅でくだを巻くのが年末の恒例です.
「もう俺たちも大人だから」を合い言葉に蟹をむさぼり,日本酒で乾杯.こういうことで自らを飾り立てでもしない限り,年相応という言葉に距離がありすぎる僕らです.貫禄0の童顔集団(心も!).加齢に追い付かれるのはいつになるのでしょうか(蟹とか日本酒でおっさんぶれると思っている時点ですでにアウトです).
友人がレンタルしていた「マイノリティ・リポート」を視聴.書き割りのそれっぽさに力を入れたSF映画って最近あまり見ないので,それだけで好印象です.パワーグローブでのデータ操作,クリスタル記憶媒体,網膜スキャンなんかのガジェットが醸し出す近未来SF映画のいんちき臭さがたまりません.しかし,シナリオ的にはどんでん返しの「種明かし」を懇切丁寧に2回もやるのは冗長だと思いました.僕なら1回目を「あなただったのですか→ズドン」で済ませるけどなぁ.そして撃たれた側に「その状況」を呻かせればそのシーンの必然性はすべて満たせるはずで.惜しい.
その後,友人が買った「リベリオン」のDVDも見ようかどうしようか,という話をしていたのですが,知らない間にサターンで「サンダーフォースV」大会が始まっていました(年相応失敗).ちなみに「リベリオン」については,誰も正確なタイトルを言っていなかったのが気がかりです(例:「このガン=カタどうする?」「今からガン=カタはちょっとキツいかな」等).
朝まで「サンダーフォースV」や「ゲーム天国」で時間を潰したら,初日の出を見に行く予定です.
実家で餅つき要員となってました.
餅つき機が新しくなっていて,以前はついたそばから餅が釜に張り付くのをしゃもじでこそぎ落とす必要があったのですが,テフロンのパワーで放っておいても綺麗に餅がつき上がります.すばらしい.
餅つき機の外見は以前と全く変わっていないので,てっきり昔のままだと思い込んでいた僕の,この振り上げたしゃもじはどこへ下ろせばいいでしょうか.
実家に戻って来ました.
祖母が生前に使っていた部屋を僕の寝室にすることにしたのですが,夢の中で祖母が生き返って来た挙げ句に「タクヤに見合いをさせないといかん」と両親に主張を始めたので腰を抜かしました.祖母は死んでまでそんなことに気を回さなくてよいと思いました.
東京都写真美術館でやっているレベルXに出かけました.
結構期待していたのですが,こじんまりとした地下フロアにとにかくファミコンカートリッジの箱を陳列しているだけ,という感じで肩すかしをくらった気分に.大画面でプレイできるのは「パックマン」だし,会場内でプレイできるゲームも「なんでこのチョイス?」というものが多かった気がします.画面写真がほとんどないのは,ファミコンの展示としては致命的ではないかと.
この手の展示は「うわ,懐かしー,こんなのあったなぁ」とかそういう見方をするものだと思うのですが,なぜだかちっとも懐かしくなかったのです.展示されているゲームはほとんど全部知っているし,箱絵も「こんなのだったっけ?」ということが全くなく,頭の中にあるものが,そっくりそのままそこにありました.ファミコンを買い与えてもらえなかったため,「おもちゃのタキ」でため息をつきながらパッケージを目に焼き付けていた小学生時代が悪いのは間違いありません.
色あせしてなさすぎ.
ネット友人達と飲み会でした.
美味しんぼのコピーが貼られたお店で鯨鍋を美味しくいただきます.ンマーイ.というか日本に帰って来てから口にするもの全てが美味い気がします.たとえそれが駅の立ち食いそばだったとしても(ハンバーガーは除く).立ち食いそばエピソードは,米国で普段僕が口にしているものはやっぱり美味しくなかったんだ,と気づかせるかなりショッキングな出来事でした.
食事の席ではみんなが僕にアメリカンジョークを言えと無茶を言って来ます.僕が知ってるアメリカンジョークなんて↓くらいです.とても言えません.
看護婦:先生,待合室に透明人間がいます
医者:今は見られないと言っておきなさい
ぞうすいまで終えて旨味を満喫したところで,必殺アメリカみやげ(マズ菓子の詰め合わせ)をみんなに半ば強制的に配布.毒々しい色の芋虫グミ(サワー味),真っ赤なひねり棒などが,みんなの鯨の後味を徹底的に破壊していきます.特にひねり棒の破壊力は抜群だったようで,みんなが店内で「マズイ」を連発.奥の店員に悪印象を与えます.でもね,ひねり棒はlicoriceのつもりで買って来たけど,よく見るとlicoriceじゃなかったんだ.つまり僕に言わせれば,あの赤いひねり棒はまだ美味しい部類なんだ.
来年は,ちゃんとlicoriceを買ってきて,その破壊力をみなさんにお伝えしたいと思います(迷惑).